Real Ear to Coupler Difference の略称。
定義
RECD = 鼓膜面音圧レベル – カプラ音圧レベル
一般的には、
鼓膜面音圧レベル:補聴器装用時に、プローブマイクを鼓膜面に置いたときのレベル
カプラ音圧レベル:補聴器を2ccカプラにつけたときのレベル
用途
カプラを使用して測定された補聴器の特性を、鼓膜に届いているレベル特性に変換するために用いられます。
つまり、カプラと外耳道の特性の違いを反映していると考えられます。
しかし、主に乳幼児では外耳道の特性の個人差が大きいため、平均値のRECDではなく、個人のRECDを測定する必要があるとされています。
また、補聴器だけのパラメータではなく、オージオメータのトランスデューサ(ヘッドフォンや挿入型イヤホンなど)ごとにRECDを考える場面はがあります。