難聴と障害手帳

難聴は立派な障害です。

「立派って何だ!」とか、「障害・・・?」と悪いイメージかもしれませんが、社会全体として取り組まなければならない問題なんだぞ!という意味で、難聴=障害という関係性を把握しておくべきだと考えています。

今回は、難聴が障害と認められる条件や、障害と認められることで変わることをまとめます。

 

障害となる難聴のレベル

難聴のレベルは、オージオグラムという聴力の状態によって求めることができます。

オージオグラムについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

障害のレベルは、等級によって区分され、難聴のレベルによって下表のように条件付けされています。

等級 聴力レベルの条件
6級 片耳の聴力レベルが90dB以上、または
両耳の聴力レベルが70dB以上
4級 両耳の聴力レベルが80dB以上 
3級 両耳の聴力レベルが90dB以上 
2級 両耳の聴力レベルが100dB以上 

 

等級は、書道や剣道などと同じで数字が低い級の方が程度が重いです。

難聴が片耳だけの場合は、どんなにひどくても6級で、両耳とも全く聞こえなくても2級です。

この等級は、全ての障害で統一のため、難聴だけで該当する等級は、6級と4〜2級のみです。

これらの条件に一致する聴力レベルであれば、役所で申請することで障害者手帳を交付することができます。

ただし、1点注意です。

聴力レベルの測定は、必ず医療機関で受診してください。

補聴器販売店でも、測定することができますが、非公式な値のため、申請に用いることはできません。

 

障害者手帳の交付

上記の条件に当てはまり、役所で必要な手続きをすることで、障害者手帳を交付することができます。

補聴器を入手したい方で、難聴の程度が悪い方は障害者手帳交付の手続きを怠ると損です。

では、障害者手帳を交付することのメリットは何でしょうか?

まず、難聴に関してのみ挙げます。これは強い一点。

  • 補聴器を比較的安価で入手可能

基本的には、等級によって入手可能な補聴器はメーカーごとに決まっています。体裁として、国から補聴器の購入費を保証しているという考えなので、決められた補聴器よりハイスペックな補聴器を購入した場合も、通常の値段から保証された金額分安い額で補聴器を入手することができます。

次に、補聴器購入以外のメリットは、障害者手帳の全体的なメリットです。

  • 税金が安くなる
  • 公共料金が安くなる
  • 入館料・入場料が安くなる施設がある

などなどです。詳細は自治体によって異なると思いますので、お住いの自治体のHP等で調べてみてください。

デメリットは、ご自身が障害者というレッテルが貼られてしまうという抵抗感だと思います。確かに障害者であると認められることに抵抗があると思います。また、数ある障害の中で難聴で障害手帳を交付してしまうことに変な罪悪感を感じてしまう場合もあるそうです。私からは当事者意識を持ったコメントはできませんが、せっかく認められて、設けられている制度は活用すべきだと思います。

 

フィッターの方が確認すべきこと

フィッターの方は、最初にお客様の聞こえを確認すると思います。

障害者手帳を交付できそうな条件は覚えておいて、その条件に当たりそうな方には、

  • 障害者手帳が交付できる可能性があること
  • 補聴器を安価で購入することが可能であること
  • 医療機関への受診が必要であること
  • できれば、自治体での手続き方法

を説明してほしいと思います。

難聴と障害手帳” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    岡山市福祉事務所、岡山市から、難聴4級手帳が届きました。
    電話がダメ。テレビ聞こえません、会話に困っています。補聴器を使いたく助成金を希望します。中級障害者だと思います。助成してくれますか。
    耳鼻咽喉科と補聴器店の指導は特には、何もなく試聴済みましたが聞こえません。指導ください。

    1. kikoeaid より:

      コメントありがとうございます。

      具体的な状態などは医師にご相談ください。
      医師には、困っていることや補聴器を使いたい旨を伝えてください。
      病院では補聴器を買うことはほとんど無いと思いますので、オススメの補聴器販売店を医師に聞いてください。
      補聴器を扱うことが得意な「補聴器相談医」に認定されている医師・病院を下記リンクから検索できます。

      ・補聴器相談医名簿
      http://www.jibika.or.jp/members/nintei/hochouki/hochouki.html

      ・補聴器相談医名簿:岡山県
      http://www.jibika.or.jp/members/nintei/hochouki/meibo_pdf/33_okayama.pdf

      複数の通院が必要になると思うので、通いやすい病院を選択してみてください。
      ご参考になればと思います。

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