補聴器の性能の見方

「補聴器の性能」と一言で言っても、色々な捉え方ができます。この記事では、補聴器の基本性能である音の大きさ+電池寿命の性能表の見方を紹介します。

補聴器のカタログには、こんな表が載っています。

このような内容を表現することが、JISという日本の工業規格で決まっています。法律で表示することが義務付けられています。

(この表は正確にはJISに則った書き方ではありません。値も私が創作したものです。)

ぶっちゃけこんなの理解できてもできなくても補聴器は選べますが、この表の解説をします!!

 

最大音響利得

補聴器が出せる利得の最大値で、通常、50dB入力音圧レベルに対する利得を意味します。

この値が大きいほど、補聴器のパワーがあると考えられます。

最大音響利得と聴力レベルから補聴器を選ぶ時の対応を、私の感覚的にまとめてみると、こんな感じです。

難聴の程度 聴力レベル 最大音響利得
軽度 ~ 40 30 ~
中等度 40 ~ 70 40 ~
高度 70 ~ 90 50 ~
重度 90 ~ 60 ~

 

90dB最大出力音圧レベル

補聴器が出力できる最大の出力レベル。これ以上大きな出力レベルは補聴器から出力されません。補聴器を最大設定にした時に、90dBの音を入力して測定できます。

最大音響利得と同じで、値が大きいほどパワーがある補聴器であると考えられます。

 

HFA

High Frequency Averageの略称で、高周波数平均値と訳されます。

1000Hz, 1600Hz, 2500Hzの3つの周波数での平均値です。

重要な周波数での平均値なので、補聴器を使用する上での実質的な性能を示していると考えられます。

 

ピーク値

全ての周波数での測定値の中での最大値です。

 

誘導コイル最大感度レベル

誘導コイル入力時での最大出力レベルです。誘導コイルが搭載されている補聴器のみで表示しています。

90dB最大出力レベルとの差が大きいと、マイク入力のときと同じ設定で誘導コイル入力を聞いてしまうと、違和感を感じてしまうので注意が必要です。

 

使用電池

使用する電池の種類です。

電池の種類については、「空気電池の扱い方」をご覧ください。

 

電池寿命

通常状態で補聴器を連続使用したときの電池寿命です。

パワーのある補聴器ほど短い傾向があります。使用する機能によっては、表示の電池寿命より大幅に短くなる場合もあるので、注意が必要です。

 

数値の意味を理解して、補聴器選択の際にお役立てください。

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