補聴器で使用される電池の多くは、「空気電池」と呼ばれる種類の電池です。
空気電池の特徴
ボタン電池やコイン電池などの小型の電池の中で、空気を使って発電するのが空気電池です。
比較的小型で電池容量が大きく、さらに水銀などの危険な物質の含有量が少なく(最近は0のものが多い)、安全であることが特徴です。
補聴器は機械が小型で、さらに人に触れる機械であるため、安全性を重視して空気電池が使用されていることが多いのだと思います。
空気電池のシール
空気電池には空気を取り込むための小さな穴がたくさん開いています。
その穴を塞ぐために新品の空気電池には、シールが貼られています。
シールを剥がすと、空気に触れるため、発電が始まってしまいます。
つまり、シールを剥がし始めてから、空気電池は電池を使い続けることになります。
そのため、空気電池のシールは、使用直前に剥がすようにしてください。
保管時の注意点
補聴器を外しているときは、補聴器本体を乾燥ケースに入れることが大切です。
しかし、空気電池は乾燥することで、寿命が減ります。
(なので、必然的に冬の方が電池寿命が短いです。)
補聴器本体は乾燥ケースへ、電池は外してケースの外で保管するようにしてください。
空気電池の捨て方
補聴器を使っていると、多い人で週に1つぐらいのペースで空気電池を使うでしょう。
そのため、空気電池の処分も日課になると思います。
通常の電池と一緒に捨てないでください!
リサイクルが可能です。
空気電池を回収している補聴器販売店が多いと思いますので、販売店へお持ちください。
空気電池の種類
大きさ(=容量)によって4種類に分類できます。
通常、一つの補聴器につき1種類の電池を使用します。
シールの色で区別されているので、色で覚えちゃうのがオススメです。
名称 | サイズ感 | 色 |
---|---|---|
PR44 (675) |
特大 | 青 |
PR48 (13) |
大 | オレンジ |
PR41 (312) |
小 | 茶色 |
PR536 (10) |
特小 | 黄色 |
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