補聴器を扱う上で、補聴器の構造をざっくりと理解することは重要です。

特に、補聴器を販売・調整する方は、補聴器の問題がある部分を特定するためには、補聴器の構造を理解した方が良いです。

補聴器のざっくりとした構造はざっと4つに分類できます。

  1. 音の処理部分(マイク・IC・イヤホン)
  2. ケース
  3. 電池
  4. 音の伝達部分(イヤホンチューブ・フック・チューブ・耳せんなど)

それぞれの特徴をまとめます。

音の処理部分

補聴器のマイク、IC、イヤホンです。補聴器の基本構造と言えば、これらのことを指すことが多いです。

マイクで音を拾って、ICで音を処理して、イヤホンで音を出力します。

マイク

音を拾う機械です。

補聴器の機能を実現するために、マイクが2つ搭載されている場合もあります。

マイク破損時は、静かな場所でも補聴器からの雑音が大きく感じられることが多いです。誘導コイルがある補聴器の場合は、誘導コイルのみを設定したときの音に異常がなかったら、マイクが破損している確率が高いです。

IC

補聴器の音を処理する部分です。簡単に言えば、音を大きくする部分です。

ここが補聴器の心臓かつ脳です。

メーカーや機能の差はICの影響が大きいです。

ICのみの破損は考えにくく、修理業が認められた販売店でも発見が難しいと思います。

イヤホン

ICで増幅した音を出力する部品です。

補聴器のサイズは、イヤホンの大きさによって左右されます。

きこえの程度が悪くなるほど、つまり、大きな音が必要なほど、イヤホンのサイズが大きくなります。

イヤホンは落下などの衝撃に弱いです。破損時は、音がジリジリ聞こえたりします。その場合は、イヤホン交換となり、比較的費用のかかる修理になってしまいます。

 

ケース

補聴器の外側です。

ケースのひび割れなどの破損は、補聴器の機能が大幅に劣化してしまいます。

使用時は、落下などに十分に気をつけてください。

 

電池

空気電池が使われることが多いです。最近は充電式の電池を搭載した補聴器も出てきています。

補聴器のサイズの大きさは、電池によっても決まります。

スマホや携帯の小型化が盛んだった頃、電池の大きさが最大の課題だったという話もあります。

空気電池については、こちらの記事に詳しくまとめています。

 

音の伝達部分

耳せんやフック、チューブなど上記以外の補聴器関連部品です。

これらも音の伝搬に大きく影響を与える部品です。

だいたいの部品が体に接触する部品であるため、使い続けることで劣化してしまいます。大切に使用することも重要ですが、適宜販売店で交換してもらうことも必要になります。

破損時は、音がうまく届かなくなってしまいますので、すぐに交換してもらうようにしましょう。

 

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