補聴器の調整 装用者が知っておくべきこと
補聴器を適切に使い続けるためには、定期的な調整が必要になります。
使う側にとっては定期的に病院やお店に出向く必要があるため、非常に面倒だと思います。
しかし、とっても重要なので、ここではなんで重要なのかを知ってもらいたいと思います。
きこえの程度は日々変化していく
補聴器を使っている方は、当然ではありますが、耳が悪くなったからだと思います。
補聴器を使い始めても、耳が悪くなるのを止めることはできません。
補聴器は一人ひとりのきこえに合わせて調整する医療機器です。
きこえが変化していくので、補聴器の設定を変えるための調整が必要になります。
生活環境の変化に対応していく
近所で工事が始まった、最近よく会う友人の声が聞き取りにくいなど、周囲の音環境が変化することはあるかと思います。
些細な変化でも、補聴器の調整でより聞き取りやすくなるかもしれません。
耳は痛みませんか?
特に補聴器を使い始めた方に注意してもらい点です。
補聴器に慣れてきて使用時間が長くなったり、夏に汗をよくかくようになったりすると、耳に痛みなどを感じる場合があります。
その場合はすぐに補聴器を購入した病院または販売店へ行ってください。
補聴器からの音が小さくなった気がする・・・
そんなこともあります。
耳垢が音の出口に詰まるとかが一番多いです。
それ以外にも、機械なので単に故障もありえます。
ちょっと気になった部分があったときも、販売店へ行ったほうが良いと思います。
(細かいこと言うと調整というより点検ではありますが…)
定期的に販売店へ行くコツ
だいたい半年に一度ぐらいのペースで調整していくと良いと思います。
そのために電池を言い訳にすると良いと思います。
- かかりつけの販売店で電池を買うようにする
- 半年で使い切るような量の電池を買う
この2つのルールを守れば定期的に販売店へ通えるようになります。