デジタル補聴器とアナログ補聴器
今やほとんどの補聴器がデジタル化されている時代ではありますが、デジタル補聴器とアナログ補聴器の比較をまとめます。
違い
デジタル補聴器とアナログ補聴器の違いは、音の処理方法の違いです。
アナログ補聴器は、マイクで音を電気に変換した後、イヤホンで音を出力するまでの処理をすべて電気で行います。そのため、情報が削減されることがほとんどないため、自然な音と感じる方が多いようです。
デジタル補聴器は、マイクで音を電気に変換した後、コンピューターで計算処理ができるように、デジタル信号へ変換されます。これにより、コンピューター上で様々な機能を付加することが可能になります。
特徴
デジタル補聴器 | アナログ補聴器 |
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よく聞く装用者の意見
冒頭でも書いたように、現在のほとんどの補聴器がデジタル補聴器です。
そのため、長い間補聴器を使用している方は、アナログ補聴器からデジタル補聴器へ買い替えをします。
そんな場合、よく聞くのが「デジタル補聴器は音が不自然。アナログの方が良い。」という意見です。
しかし、この意見は音楽鑑賞で「結局レコードが一番良い音」という意見と同じだと思います。
つまり、分かる人には分かるぐらいの違いだと思って問題ないと思っています。
補聴器は慣れが必要な機械です。時代の流れに合わせて、デジタル補聴器の音に慣れた方が、得られるメリットは大きいかと思います。
また、デジタル補聴器が発売開始になって20年以上が経過しています。
そのため、アナログ補聴器→デジタル補聴器への買い替えの事例自体が少なくなるでしょう。