補聴器の両耳装用
補聴器を購入する際に、両方の耳につけるようにオススメされると思います。
それは買う側からすればセールストークに聞こえると思います。
しかし、ただのセールストークではありません!
両耳に補聴器をつけるのはすごく大事です!!
訴訟大国であるアメリカでは、片耳しか買わない人には、販売員が両耳を勧めたということを確認するために証明書にサインをさせるらしいです。
両耳に買ったほうが良いのに黙っていたとなると訴えられるということです。
それぐらい明確に両耳装用のほうが聞こえに良いんです。
この記事では、いくつか両耳装用の効果を紹介します。
方向感がUP
音がどこから鳴っているかは、両耳で聞く事でわかることができます。
少し詳しく説明すると、左右に届く音の時間差と強さの差によって音の方向を感じ取っています。
そのため、両耳でしっかりと音を聞くことが重要です。
会話の聞き取りUP
特に雑音中の会話を聞きやすくなるそうです。
これは正直ロジックがよくわかりませんが、よく言われていることです。
聞き逃しを減らす
片耳にしかつけないと、反対方向からの音に気づきにくくなります。
片方からの音が重要な場面っていうのはほとんどないと思います。
様々な音環境に対応するためにも両耳装用が重要です。
聞かないに慣れさせない
難聴をほっておくことで怖いのは、聞かないことに慣れてしまうことです。そうなってしまうと、痴呆が進行しやすいという例もあるようです。
音の耳から脳までの進行経路は左右で異なります。
なので、片耳にしかつけないと、反対の経路はほとんど使用しないままということになり、機能が劣化してしまう可能性もあります。
以上より、しっかりと音を聞くためには補聴器の両耳装用をオススメします。
しかし、当然ではありますが、両耳とも難聴である場合のみです。
聞こえが良い方の耳に無理やり補聴器をつけることはNGなので、お気をつけください。